あけましておめでとうございます。

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明けましておめでとうございます。良き新春迎えられたこと心より喜び申し上げます。
今日の初詣では、一年の初めにあたり「菩提心」についてお話しさせて頂きました。

菩提心とは、さとりを求める心のこと。人々を幸せのためにお釈迦さまの心になろうという心。
浄土宗では極楽浄土に生まれたい願う心とも言われているそうです。

この菩提心というのはこれといったきまりはなく様々です。他者を気遣い寄り添う心、愛おしむ心、優しく接する心、分け合う心、平和を願う心など、たくさんあって優劣はありません。
そこで道元禅師様は、こう言われています。「菩提心をおこうというは、おのれいまだわたらざるさきに、一切衆生をわたさんと発願しいとなむなり」

「菩提心をおこす。自分自身が安らかな幸せな、お釈迦様の心をめざすというのは、周りにいる人々が苦しみからはなれ、幸せになることが、私自身の幸せに生きられる生き方なんだ」と言われています。

周りの人を幸せにするというとなんだか難しいことに感じますが、私たちが日々行っていることも菩提心です。掃除、洗濯、仕事、勉強、どれも一生懸命やれば、周りが喜びます。「きちんとやろう、しっかりやろう」という心が菩提心なのです。

菩提心はだれの心にも起こります。仏様、ご先祖様を礼拝し、この菩提心を忘れず、すばらしい一年になることをお祈りいたします。
どうぞ、本年もよろしくお願い致します。

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